【レビュー】Twentytwo in Blue by Sunflower Bean

ニューヨーク ブルックリンを拠点とするバンドSunflower Beanが2018年にリリースした2ndアルバムTwentytwo in Blueをご紹介します。

アルバム概要

アーティスト:Sunflower Bean
アルバム名:Twentytwo in Blue
リリース:3/23/2018
トラックリスト
Burn It
I Was a Fool
Twentytwo
Crisis Fest
Memoria
Puppet Strings
Only A Moment
Human For
Any Way You Like
Sinking Sands
Oh No, Bye Bye




作曲レベルの高まりを感じさせる2ndアルバム

Sunflower Beanは1stアルバムHuman Ceremonyで現代ロックの理想系のひとつとして非常に大きな話題を呼びましたが、そんな彼らがどのような作品を携え戻ってくるのか期待していたリスナーも多いかと思います。

↓Human Ceremonyはこちらの記事でご紹介しています。

今作を聞いてみて「メロディのフックが増した」、「少し大人しい曲が多いかな」というのが正直な感想です。

そもそもHuman Ceremonyもそこまでエッジの効いた曲が多かったわけではないですが、ドリーミーな楽曲とパンキッシュな楽曲がバランスよく配置されている印象を受けました。
しかし、今作ではミドルテンポでしっかりとメロディを聞かせる楽曲が多いことに気付かされます。

ただ、それはあくまでレコードへの録音した結果であって、実際に彼らの新曲をライブで耳にしてみるとロックで勢いにあふれた楽曲たちであることが実感できます。

ライブとレコード音源のギャップ、つまりはライブで感じられるドライブ感をもう少しレコードに収められないかとやきもきさせられるのです。

ただし、各楽曲のメロディの良さ、3ピースバンドで最低限の音しか鳴らせない中、絶妙なアレンジで厚みのある音を聞かせてくれる点はさすがと賞賛せずにはいられません。

もともとメランコリーなメロディを書かせたらぴか一な彼らですが、ティーンエイジャーからの脱却という本作のテーマが更にメロディの良さを引き立てています。

アルバムタイトルの元となっているであろう楽曲Twentytwoがまさにその一例です。

また、今作の7曲目に収録されているOnly A Momentはこれまでの彼らには無いような、少しバンドの演奏で間を意識したスローテンポなバラッドとなっています。この楽曲、早くライブで聞いてみたい曲の一つです。

しっとりと歌い上げる楽曲から、1stアルバムをリリースした段階ではまだまだ20代になったばかりだった彼らの、少し大人になった姿が見え隠れするようです。




Sunflower Beanはライブを観てこそのバンドです

このブログでは何度か彼らのライブを話題にあげたことがありますが、レコードで聞くよりもライブで聞くことを強くおススメします。

先ほども書いた通りライブに参加することでそのドライブ感を強く感じたりと、各楽曲の持つ表情がガラリと変わり、新たな側面に強く惹かれることが多いからです。

↓2017年夏のSunflower Beanのライブの様子です。

過去日本にはサマーソニックでの来日を果たしているようですが、今後もし来日公演が開催されるようであれば、ぜひとも足を運んでいただきたいです。

これほどまでに各パートの音ががっちりと組み合わさった、ロックの今を感じられるライブを見逃したら損です。

↓ブログランキング登録中です
にほんブログ村 音楽ブログ 洋楽へ
にほんブログ村

洋楽ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です