【ライブレポ】Burger Records Beach Bash 2

7/22にニューヨークで最も賑やかなビーチのひとつ、コニーアイランドで開催されたBurger Records Beach Bash2へ参加してきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

今最も勢いのあるレーベル/レコード店が開催する海辺でのお祭り

このフェスの名前にも登場するBurger Recordsは2007年に設立されたカリフォルニアを拠点とするレコード店/レーベルで、カセットでの音源発売に力を入れていることでも知られています。

そんなBurger Recordsがニューヨークのビーチに熱いライブを運んできてくれました。
ラインナップは↓の動画の通りですが、ベテランパンクバンドのThe Zerosを大トリに据え、幅広いジャンルのバンドが出演しかなり満足度の高いフェスとなりました。

↓フェスのポスターはこんな感じ。

会場となったのは、マンハッタンから電車で1時間ほどのコニーアイランドと呼ばれるビーチ。
ここはビーチで海水浴を楽しんだり、遊園地でアトラクションを楽しんだりと、夏のお出かけスポットとして非常に人気の場所です。

そんなコニーアイランドの一角にArt Wallと呼ばれる展示スペースがあります。

名前の通り、場内には壁がいくつか設けられており、それぞれにペイントがされています。

今回のフェスはこのアートスペースの中にステージが組まれ開催されました。演奏の合間にビールを片手にこのアートを見て楽しめて最高です。
この日は少し雲があるものの非常に暑く、喉を潤さないとやってられません。せっかくなのでコニーアイランドで作られたビール、マーメイドをいただくことに。

このフェスは比較的マイナーなレーベルが主催しているということで、他の何万人もの観客が訪れるモンスターフェスと比較するとかなり小規模でこじんまりしていますが、裏を返せばステージと観客の距離が近く、まるで地元のライブハウスで見ているかのようなアットホーム感。

いい出会いにもめぐまれた最高のライブ

ライブの方はというと、熟練のバンドから新進気鋭のニューカマーまで非常に楽しませてもらいました。いくつか印象に残った演奏をご紹介します。

Daddy Long Legs
ボーカル/ブルースハープ、ギター、ドラムという3人編成のこのバンド、かなり古めかしいブルースロックを聞かせてくれました。

特筆すべきはその声色でしょう。泥臭いブルースロックに見事にマッチした声はこのバンドで歌うために生まれ持ったと言っても過言ではありません。
ブルースを基調としたロックがお好きな方はぜひ彼らの音源をチェックしてみてください。私はライブの格好良さも相まってすっかり彼らのとりこになりました。

Re-Tros

このバンド、中国は北京を拠点とするバンドということ以外は何も知らずライブに臨みましたが、いい意味で期待を裏切られたバンドです。
勝手なイメージでアジア人が好きなポップな音楽を思い浮かべていましたが、実際はメンバーの3人がどんどんと音を重ね上げてドープで体に重く響くリズムを刻んでくれました。最初でこそステージ前に人影は少なかったですが、徐々に徐々に人が集まってきて、気付けばみんなリズムに合わせて体を揺らし踊っていました。

今年ニューアルバムをリリース予定の彼らですが、これは聞いてみるしかないです。
ライブでも演奏されたPigs in the Riverは、ダウナーなメロディが重低音に絡みつき非常に心地よいです。ハマりました。