【ライブレポ 】The National / Sleep Well Beast at Forest Hills Stadium

The NationalのSleep Well Beastツアーに参加してきましたのでその様子をお届けします。

ライブ概要

◆ツアー名:Sleep Well Beast
◆日時:10/6/2017
◆会場:Forest Hills Stadium
◆セットリスト:
Nobody Else Will Be There
The System Only Dreams in Total Darkness
Walk It Back
Guilty Party
Don’t Swallow the Cap
Afraid of Everyone
Dark Side of the Gym
I’ll Still Destroy You
Turtleneck
I Need My Girl
Secret Meeting
Conversation 16
Slow Show
Apartment Story
Carin at the Liquor Store
Bloodbuzz Ohio
Day I Die
Fake Empire
About Today

(Encore)
Pink Rabbits
The KKK Took My Baby Away(Ramonesカバー)
Mr. November
Terrible Love
Vanderlyle Crybaby Geeks




最高傑作といわれるSleep Well Beastを携えてのツアー

今年リリースされたSleep Well Beastは、先行シングルを発表した段階からその楽曲のクオリティの高さで話題を呼び、アルバム発売後は更にその評価を高めてきました。
今回はその傑作を引っさげてのツアーということで期待を高めていたファンも多かったはずです。

会場となったニューヨークのForest Hills Stadiumには開演前から多くの観客で混み合っており、The Nationalの人気の高さをうかがわせます。

今回は屋外の会場でのライブということで、演奏の開始を待っている間には心地よい風が吹き抜けていく最高の環境でのライブです。

The Nationalの演奏開始は19時45分からと事前にアナウンスされていましたが、ほぼ予定通りステージにThe Nationalが姿を現しました。

ライブのオープナーとなったのはSleep Well Beastの1曲目を飾るNobody Else Will Be Thereでした。
イントロのカチカチと何かを叩くようなクリック音は、手でギターのボディを叩くことで生み出していたんですね。
The Nationalはヨーロッパをはじめアメリカ国外でのライブで既に演奏を重ねていたこともあってか非常に高い水準の演奏を聞かせてくれます。

最新作Sleep Well Beastからの楽曲を立て続けに演奏してくれましたが、このライブに臨んだ観客も相当The Nationalが好きな人ばかりだったのでしょう、最新作からの演奏ということを忘れる程の大合唱が続きます。
観客がThe Nationalを好きで好きで仕方ないことが伝わってくるこの大合唱に非常に嬉しくなりましたし、それに煽られるかのようにバンド側の演奏の熱もどんどん上がっていくようでした。

前作のTrouble Will Find MeからI Need My Girlが演奏されてから、しばらく過去の名曲たちの演奏が続きます。
過去の作品がいかに素晴らしいものか、往年のヒットソングを聞いていると改めて気づかされますが、それを抜群のクオリティでライブという場で再現してくれるThe Nationalの技量に驚かされます。

ライブ本編を終えたバンドが一旦ステージ袖に戻り、しばらくして再度ステージに登場し演奏を開始しましたが、アンコール2曲目にあのRamonesの楽曲を演奏してくれました。
今回のヨーロッパツアーではQueenの楽曲を演奏したりとカバー曲も何曲か披露していましたが、まさかニューヨークではRamonesの楽曲を演奏してくれるとは誰が予想したでしょうか。
他のThe Nationalの楽曲と比較するとアップテンポでパンキッシュな異質な楽曲になりそうなものですが、決してそれまでの流れを損なわないようなThe Nationalらしいアレンジが施されていました。

こういったサプライズも交えながら彼らの歴史の中でも特に重要な楽曲Mr. NovemberとTerrible Loveを演奏しクライマックスを迎えます。
The Nationalのライブ恒例となったボーカルMattが客席に降りファンとの交流?を行うシーンは相変わらず大熱狂で、カオスと呼べる状態に。

安定感抜群の演奏と文句のつけようの無いセットリストで会場を沸かせてくれたThe Nationalに感服です。
今回の会場は屋外ということで正直音圧がライブハウス等に比べ弱いなと感じる場面もありましたので、機会があれば室内会場でのライブも観てみたいものです。

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