3回目のアルバムレビューは、何度かライブにも通っているSunflower Beanのヒューマン・セレモニー
アルバム概要
アーティスト：Sunflower Bean
アルバム名：Human Ceremony
リリース：2016/2/5
トラックリスト：
Human Ceremony
Come On
2013
Easier Said
This Kind of Feeling
I Was Home
Creation Myth
Wall Watcher
I Want You To Give Me Enough Time
Oh, I Just Don’t Know
Space Exploration Disaster
キュートなポップアルバム?いえいえ、激しくロックしてます
このアルバムの冒頭を飾るのはアルバムタイトルにもなっているHuman Ceremonyです。
お聞きいただいても分かるようにディレイのかかったギターが浮遊感を演出し、ボーカルのJuliaの声もどことなく儚げ。
この雰囲気がずっと続くのかと思いきや、2曲目のCome Onでいきなりディストーションギターがその雰囲気を一掃します。
浮遊感漂うポップが続くのではなく、時にディストーションギターが牙をむくので、このアルバムは聞いていて退屈しません。
このバンドの特徴として、ベース/ボーカルのJuliaだけが歌うのではなく、ギターのNickも歌い、時に2人の掛け合いのようなボーカルが堪能できます。
例えばこの2013とか。
CDだけじゃ本当の魅力は伝わらない
1stアルバムということもあってまだまだ作品全体には荒削りなところもあります。
ただ、実際にライブに足を運ぶことでこのバンドに対する印象はいい方向に変わることと思います。
デビューしたてのバンドというのは演奏が粗く、演奏のクオリティについて「CD＞＞＞ライブ」という式が成り立つことが多いですが、Sunflower Beanは少なくともライブでガッカリさせられたりはしないはずです。
3ピースバンドということを感じさせないガッチリと噛み合った演奏は安心して聞いていられます。
ドラムとベースのリズム隊がしっかりと築き上げた足場の上でNickのギターが気持ちよさそうに鳴り響き観客をヒートアップさせる様は圧巻です。
2ndアルバムのレコーディングも開始しているようですし、どんどん進化して私たちリスナーの度肝を抜いて欲しいなと期待しています。
レビューの締めくくりとして、彼らの代表曲の一つであるEasier SaidのPVをご覧下さい。
これからどんな音楽を届けてくれるのか、非常に楽しみなバンドです。
【7/24追記】
Sunflower Beanも出演したBurger Records Beach Bash 2の様子を記事にしましたので、こちらから当日のSunflower Beanの様子をご覧いただけます。
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