Rough Tradeが2017年アルバム・オブ・ザ・イヤーを発表

レコードレーベルやレコードショップで知られるRough Tradeが2017年のアルバムオブザイヤーを発表しました。
2017年も多彩な作品がリリースされ私たちの耳を楽しませてくれましたが、果たしてRough Tradeはどのアルバムを2017年ベストアルバムに選出したのでしょうか。

Rough Tradeは100位までのランキングを発表していますが、ここでは10位から1位までのアルバムをご紹介したいと思います。
アルバムオブザイヤー全100タイトルが気になる方は↓のリンクからご確認いただけます。
https://roughtrade.com/us/albums-of-the-year




第10位 Here Lies Man – Here Lies Man

一さじのパンク、ファズの効いたギターとベースをアフロビートに乗せることで私たちの頭を痺れさせるビートとなり、気づいたらHere Lies Manサウンドの虜に。非常にフックの効いた8曲が収録されたアルバムです。

 

第9位 Thundercat – Drunk

2013年作品Apocalypseに続くサンダーキャットの新作Drunkはファンキー、ジャジー、スムースという言葉がぴったりな作品に仕上がっています。

 

第8位 Jane Weaver – Modern Kosmology

Jane Weaverによる8枚のアルバムとなる本作は、2015年にRough Tradeのプッシュ作品にも選ばれたThe Amber Lightを髣髴とさせる素晴らしい仕上がりになっており、宇宙を感じさせるテイストのクラウトロック、アシッド、サイケやフォークといったエッセンスが詰め込まれています。

 

第7位 The Big Moon – Love In The 4th Dimension

The Big Moonによる待望のデビューアルバムは、Catherine J Marksプロデュースのもと、跳ねるようなベースサウンド、軽やかなギターサウンドをフィーチャーしており、まるであなたをパーティに誘うかのような内容に仕上がっています。

 

第6位 Cigarettes After Sex – Cigarettes After Sex

エルパソを拠点とするドリームポップバンドのデビューアルバムは、両性的なボーカル、浮遊感のあるシンセ音を中心に、まるでユートピアにいるかのような幻想的な音を聞かせてくれます。

 

第5位 Colter Wall – Colter Wall​

Colter Wallのデビューアルバムは、レコードレーベルが獲得に躍起になったことも納得の素晴らしい内容で、彼のバリトンボイスや物語調の歌詞は、Johnny CashやWaylon Jenningsを連想させます。これから先の彼の更なる進化が楽しみです。

 

第4位 Big Thief – Capacity

Rough Tradeのメンバーも待ちわびたBig Thiefのセカンドアルバムは、ボーカリストAdrianne Lenkerの息を呑むほどに奥深いヴォーカル、タイトなメロディー、複雑なギターが絡み合う作品で、何度も再生ボタンを押したくなるような素晴らしい音を聞かせてくれます

 

第3位 Björk – Utopia

2015年のVulnicuraに続くBjörk待望の新作は、Rough Tradeのオフィスでも現在ヘビーローテーション中ということで、発売前ではありますが2017年のアルバムオブザイヤー3位にランクイン。先行シングルThe Gateからもそのアルバムのスケールの大きさをひしひしと感じられます。

 

第2位 Ryan Adams – Prisoner

キャッチーなコーラスとギターサウンドとともにRyan Adamsが帰ってきました。感傷的な楽曲が並ぶ今作も、バッチリとリスナーのハートをキャッチして離しません。

 

第1位 Aldous Harding – Party

Rough Tradeの選ぶ2017年アルバムオブザイヤー第1位はAldous HardingのPartyです。
無駄をそぎ落とした楽曲が並びますが、それこそ彼女の言葉ひとつひとつを聞き取れるほどのミニマルな温かみあふれる作品に仕上がっています。聞けば聞くほど味わいが増す本作は間違いなく2017年の最重要作品のひとつでしょう。




いかがでしたでしょうか

2017年も残り1ヶ月半程になってきました。

そろそろ2017年の音楽を総括する機会も増えてきますが、その中でも各所で行われる年間ベストアルバムの選出は見ていて楽しいですよね。

今回Rough Tradeが選出したアルバムの中で未聴の作品があればぜひこの機会に聞いてみてください。

どれも素晴らしい作品ばかりですし、10位以下の作品もかなりの粒ぞろいです。

ご紹介したトップ10アーティストたちの楽曲は以下のプレイヤーからも聞くことが可能です。

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