ニューヨークのブルックリンはカルチャーの栄える人気のエリアですが、年に2回ニューヨーク周辺のレコードストアがブルックリンの地に集まりフリーマーケットを開催しています。
それが今回ご紹介するThe Brooklyn Flea Record Fairです。
2017年は5月20日、9月23日の2日間開催されましたが、この記事では9月23日開催の様子をお届けします。
The Brooklyn Flea Record Fairが開催されたのはニューヨークを代表するレコードストアRough Tradeから歩いてすぐの場所で、隣ではフードテントが軒を連ねるスモーガスバーグと呼ばれるフードフェスが開催されています。
90 Kent Ave Brooklyn
今回ご紹介するフリーマーケットの側に位置するレコードストアRough Tradeの様子はこちらの記事でご紹介しています。
出展数は60以上!?隅々までチェックしていたら1日作業です
今回出展しているレコードストアはなんと60以上。
それぞれが自慢のレコードを抱えて軒を連ねていますが、お互いに引けを取らないよう各店舗が自慢の在庫を大放出といった印象を受けます。
私が到着した頃にはこの賑わい。みんな思い思いにレコードを掘り進めています。
置ききれないレコードやカセットテープを床に並べているお店も。
この光景を見ていて、日本で同じようなレコードのフリーマーケットを開催してどれほどの人数が集まるのかと考えてしまいました。
ここまでレコード好きな人が集まるのは、レコードが生活に根付いているアメリカならではなのかなと思わずにはいられません。
実際、私がレコードをチェックしていると「お父さんのレコードプレイヤーで聞けるから今日はたくさん買うんだ!」と意気込んだ若い女性のセリフが聞こえてきたため、家の中にレコードプレイヤーがある家庭が多いためレコードを聞くことへのハードルが低いのだろうなと感じられました。
ただ、このフリーマーケットが大盛況なのは、レコード好きの人口が多いからというだけではないと思います。
各レコードストアが人を惹き付けるレコードをラインナップしてくれていることも大きな要因です。
フリーマーケットならではの新たな発見も
さて、人ごみをかき分けながらどんなショップが出展しているのか見て回ります。
普段足を運ぶレコードストアもこの日のために選りすぐりのレコードをセレクトしていました。
大型店舗では幅広いジャンルのレコードが並べられており、「結局どれがおすすめなの?」と思うことも多いですが、こういったフリーマーケットの場ではそれぞれがおすすめする作品が一目瞭然となり、普段よりも各お店の持つこだわりを強く感じられ非常に興味深かったです。
私が個人的に一番気に入ったのがニュージャージーでレコードストアを展開するRevilla Grooves & Gearです。
↓この日はニュージャージーからはるばるブルックリンまで在庫を運んで出展してくれていました。
このお店のレコードは非常に状態がよく、それでいて値段も高くなりすぎず、レコード好きには願ったり叶ったりです。
それに加えて店員の方々も非常にフレンドリーで終始気持ちよくレコードを掘り続けることができました。Googleマップで高レビューなのにも頷けます。
各レコードストアはそれぞれ特徴を持っており、あまり状態がよくないレコードを1枚数ドルで叩き売りするお店があったり、はたまたレア盤を多く取り揃えているお店(Pink FloydのThe Darkside of the Moonのレア盤が$800=約8万円で販売されていたり)があったり。
複数のレコードストアを1日で見て回るのは少々骨が折れることも多いですが、フリーマーケットという形でたくさんの店舗を集めるというのは音楽愛好家としては非常にありがたいことです。
同じレコードでも店舗によって状態や価格が異なり、それぞれを比較した上で購入できる点も嬉しいです。
今から次回が待ち遠しいです
現在は初夏と夏の終わりの年2回開催のThe Brooklyn Flea Record Fairですが、毎週開催して欲しいと思えるくらい素晴らしいイベントです。
次回開催は来年の5月頃になると思いますが、レコード好きな人たちの熱気の中でお気に入りの1枚を探せる日が今から待ち遠しいです。
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https://brooklyn-flea-record-fair.squarespace.com/
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