【レビュー】Kick Out The Jams by MC5

今回はデトロイトを代表するバンド、MC5のデビューアルバムKick Out the Jamsをご紹介します。

アルバム概要

アーティスト:MC5
アルバム名:Kick Out The Jams
リリース:2/22/1969
トラックリスト
Ramblin’ Rose
Kick Out the Jams
Come Together
Rocket Reducer No. 62 (Rama Lama Fa Fa Fa)
Borderline
Motor City Is Burning
I Want You Right Now
Starship




怒りを燃料にした熱いロック

この演奏を見ていただいて分かるとおり、このMC5というバンドは非常に熱いです。

特にライブでの奔放なステージングのその熱量はすさまじいものがあり、それを詰め込んだのが今回ご紹介するKick Out The Jamsです。

デビューアルバムがライブ盤ということにまずインパクトを受けます。

元祖パンクバンドと言われたり神格化されているバンドですが、そんなレッテルなんてどうてもよくて、このバンドがMotherfuckerだの放送禁止用語を多用しながらワイルドな演奏を聞かせてくれればそれでいいです。

後にパンクという音楽ジャンルが台頭してきますが、このMC5のKick Out The Jamsの前ではなんと綺麗にまとまった音に聞こえることか。

このライブが収録されたのが1968年ということで、その当時の音響設備がきっとそこまで良くなかったのでしょう、ライブ盤としていい意味でザラザラした音を収録することができています。

歌詞も政治的でまさにパンクなのですが、立ち位置としてはパンクバンドではなくRage Against The Machineに近いものがあるのかなと思っています。

と思ったらやっぱりRage Against The MachineもMC5から影響を受けていたんですね。

Kick Out The JamsのRage Against The Machineによるカバーです。これもこれで格好いい。




男くさい熱いロックを求めるならMC5の、このデビューアルバムが一押しです

反政治的なライブパフォーマンスや、実はポップなメロディなどMC5を語るべき点はありますが、私はその勢いと裸のままの粗い音が彼らの魅力だと思っています。

有名なパンクバンドの演奏を聞いてもどこかスカッとできないそんなときは、このアルバムを手にとってみてください。

その熱量にきっと衝撃を受けるはずです。

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