【レビュー】Something in the Water by Pokey LaFarge

今回はオールディなアメリカンサウンドを聞かせてくれるPokey LaFargeのSomething in the Waterをご紹介します。

アルバム概要

アーティスト:Pokey LaFarge
アルバム名:Something in the Water
リリース:4/7/2015
トラックリスト
Something In The Water
Wanna Be Your Man
Underground
When Did You Leave Heaven
Cairo, Illinois
Actin’ A Fool
All Night Long
Goodbye, Barcelona
Far Away
The Spark
Bad Girl
Knockin’ The Dust Off The Rust Belt Tonight




アメリカのルーツ音楽を聞かせてくれる若手シンガー

Pokey LaFargeの音楽はブルース、カントリー、スウィングなどに形容されることが多いですが、2015年にまだ30歳そこそこの若者が鳴らしているのですから驚きです。

彼の音楽を聞いてみると、典型的なアメリカの原風景が脳裏に浮かび、まるで数十年前のそれころレコードが流通し始めた頃にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

非常にシンプルでありながら、だからこそ何度も何度も聞きたくなる絶妙な乾いた音は、老若男女問わずファンが多いというのも納得です。

Pokey LaFargeはアメリカ中部のイリノイ州出身ですが、音楽を作る際にはアメリカ中西部に根付いている伝統的な音をフィーチャーすることを欠かしません。

彼がコラボレーションするミュージシャンも中西部出身者が多いのは、知らず知らずのうちにそれぞれの身体に染み付いている中西部のエッセンスをふんだんに加えたいと思ってのことでしょう。

国と国の境界線を越えたボーダーレスな音楽があふれているこの世の中で、ローカル感を追求したことが高い評価を得るきっかけとなったのでしょうね。

まだまだ若いにもかかわらず古きよきアメリカを理解し、1曲1曲に強烈な音の個性を与えられるその才能にも脱帽ですし、あたたかみのある声で語られる歌詞という名の物語も彼の魅力の一つです。

The White StripesのJack Whiteが主催するThird Man Recordsからレコードを発売しているというのも納得の、これからに大きく期待の持てる若手アーティストです。

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