レコードストア探訪、今回はニューヨーク マンハッタンのGeneration Recordsをご紹介します。
210 Thompson St, New York, NY 10012
20年以上マンハッタンで音楽を発信し続けているお店
このGeneration Recordsはなかなか年季の入った外観をしていますが、それもそのはず、マンハッタンで20年以上もレコードを販売しているのです。
店内に足を踏み入れると、並べられているレコードはもちろん、壁一面に施されたデコレーションが目に入ります。
ところどころ古さの感じられる壁面やレコードラックにこのお店が歩んできた歴史の長さを感じずにはいられません。
週に幾度か新たに中古レコードが入荷されているようですが、毎回かなりのボリュームが届けられておりこのお店の在庫回転の早さが伝わってきます。
レコードに加えCDも幅広く取り揃えられています。
ブート盤が多いのもこのお店の特徴の一つ。他のレコードストアではお目にかかれないような掘り出し物もちらほら。
お店の1階にはロックやパンク、ハードコアといったジャンルが豊富に取り揃えられていますが、実は地下にも在庫が。
地下フロアのレコードラックには大量のレコードと、壁面には大量のCDが。
このCDをチェックしていると、少し前に閉店してしまったマンハッタンのレコードストアBleecker Street Recordsを連想してしまいます。
それもそのはず、このGeneration Recordsでは、同じくマンハッタンに店舗を構えていたBleecker Street Recordsというレコードストアの閉店に際し、その在庫を引き継いだのです。
その魂を引き継ぐという意思表示なのでしょう、↓の画像のBleecker Street Recordsのお店のサインがGeneration Records店内に掛けられています。
Bleecker Street Recordsをよく訪れていた方であればGeneration RecordsのCDラックのデザインや並べ方でその当時を思い出すはず。
Bleecker Street Recordsには看板ネコがおり、レコードを物色する人々を見守っていましたが、彼らは今どこにいるのか…。
家賃上昇が続くマンハッタンから少しずつレコードストアが姿を消していますが、このGeneration Recordsには今後も良質な音楽を提供し続けてほしいと思わずにはいられません。
少しセンチになってしまいましたが、Generation Recordsの地下フロアについて説明を続けます。
この地下フロア、CDはおそらくBleecker Street Recordsから引き継いだであろうロックを中心としたCDがストックされています。
レコードはサウンドトラック、クラシック、オペラなどなど。
普段なかなか購入の機会がない大きなポスターもGeneration Recordsでは取り扱っています。
カセットやアクセサリーなどもレジ付近に置かれています。
地下のフロアに踏み入れるといつもパンクやハードコア系の音楽が流れていますが、販売されている小物もどこかロックでいかつい雰囲気のものが多めです。
新たな音楽とともに歴史を刻み続けることを期待します
先ほどもふれましたが、このGeneration Recordsは既に20年以上の歴史を持つマンハッタンの老舗レコードストアです。
買い物客の多いマンハッタンにお店を構えれば安泰かと言えばそうでもありません。
マンハッタンは年々家賃が上昇しており、家賃が払えず閉店を余儀なくされているお店が増えています。
私がいつも足を踏み入れる度にたくさんのお客さんでにぎわうGeneration Recordsですが、末永く良質な音楽を提供し続けてくれることを期待せずにはいられません。
そのために私たち音楽愛好家がお店を支援しないと、とGeneration Recordsへ吸収されたBleecker Street Recordsの看板を見る度にいつも考えさせられます。
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