今回はQueens of the stone ageのギタリストとしても知られているAlain JohannesのSparkをご紹介します。
アルバム概要
アーティスト:Alain Johannes
アルバム名:Spark
リリース:10/5/2010
トラックリスト
Endless Eyes
Return To You
Speechless
Make God Jealous
Spider
The Bleeding Whole
Gentle Ghosts
Unfinished Plan
バンドELEVENやQueens of the stone ageで活躍したギタリストのソロアルバム
このAlain Johannesというギタリストは表舞台に立つよりは、陰でひっそりと有名なアーティストを支えてきました。
それこそQueens of the Stone Age, Them Crooked Vultures, Chris Cornell, Arctic Monkeysとサポートしてきたアーティストの名前を挙げ始めればきりがありません。
抜群のフレージングセンスと卓越したギターテクニックで大物を支えてきた彼ですが、ソロとして活動をスタートする前にはELEVENというバンドでギターボーカルを務めていました。
その際には抜群のメロディセンスと少し捻くれた楽曲アレンジで楽しませてくれましたが、今回ご紹介するSparkではどちらかというとシンプルなアレンジでじっくりと聞かせる曲が並んでいます。
Sparkのアートワークにもあるように、Alainはギターより一回り小さく弦も少ないシガーボックスギターという楽器をメインに演奏しており、独特の乾いた歯切れのいい音で少し中東をイメージするような音が聞こえてきます。
ただ、よくある弾き語りアルバムの枠に留まらないのは彼の卓越したギターテクニックがあってこそでしょう。
アルバム4曲目のMake God Jealousのイントロで聞こえてくる鬼気迫るギターサウンドを聞いていただければ彼がいかにセンスのいいギタリストであるかがご理解いただけると思います。
ギターをかき鳴らすといっても、弦へのタッチの強さや、高音と低音のフレーズを曲の盛り上がりに合わせ巧みに使い分けることで表情豊かな楽曲に仕上げており、シンプルなはずの演奏に耳を奪われてしまいます。
冒頭にご紹介したようなロックバンドでのキャリアがありますので、もちろん6弦のエレキギターを弾かせても天下一品で、まさに職人という表現がふさわしいアーティストです。
歌のメロディーラインはどちらかというと素朴で安心して聞いていられるものですが、飽きが来ず聞く回数を重ねる度に新たな発見があります。
アコースティックロックや民族系の音楽がお好きな方におススメです
Alainのソロ作品の肝はそのシガーボックスギターから響いてくる乾いた音色で、チューニングも独特でメインストリームのロックやポップスとは少し違う印象を与えてくれます。
アコースティック主体のロックや、民族テイストの強い音楽がお好きな方にこのSparkはおススメです。
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