【レビュー】Ganging Up on the Sun by Guster

今回はボストンを拠点とするバンドGusterのGanging Up on the Sunをご紹介します。

アルバム概要

アーティスト:Guster
アルバム名:Ganging Up on the Sun
リリース:6/20/2006
トラックリスト
Lightning Rod
Satellite
Manifest Destiny
One Man Wrecking Machine
The Captain
The New Underground
Ruby Falls
C’mon
Empire State
Dear Valentine
The Beginning of the End
Hang On




メロディセンスがズバ抜けている名盤

このGusterというバンドはボストン出身者中心の4人組で、今回ご紹介するGanging Up on the Sunが出世作となっています。

彼らの音楽はThe BeatlesやFleetwood Macを髣髴とさせるような音楽、つまりは上質なメロディを優しい演奏で包み込んだものになっています。

言葉で語るよりも、まずは実際に音を聞いていただきましょう。

このSatelliteという楽曲は耳に残るイントロ、安心して聞いていられるメロディと歌詞で絶大な人気を博しました。実際、いまだにアメリカのラジオで耳にする機会が多いです。

 

Manifest Destinyという曲ではピアノの軽快な伴奏に、エリオットスミスのような泣きのメロディが加わることでまるでブリティッシュロックのような雰囲気を醸し出しています。

私はこの曲がアルバムで一番好きなんですよね。

このアルバムのフェイバリットソングにあげられることが多いRuby Fallsも素晴らしいメロディを持っていますが、そのアレンジが本当に素晴らしいんです。

ポップすぎない、それこそ少し陰りのあるアレンジなのですが、このメロディを際立たせるためにどういったアレンジが求められるのかという問いへの模範解答になっています。

アコースティックギターとエレキギターの使い分けも本当にうまくて、60年代や70年代の良質なポップロックを思い出させてくれます。

ここまでの楽曲をお聞きいただいて、冒頭に書いたThe BeatlesやFleetwood Macといったバンドに通ずるものがあるという記載に納得いただけたのではないかと思います。

どれも優しくて美しいメロディを持っているにもかかわらず、ひとつひとつの曲のイメージはうまく差別化されており、アルバム1枚を通して聞いてもポップさに胸焼けすることなく、むしろここまで後味の良いポップアルバムはそうそう出会えないぞという感慨深ささえ覚えるほどです。

この手のポップが好きな方にとって「持っていて損をしないアルバム」になること間違い無しです。




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