腰を落ち着けて音楽を聞くことの価値 -レコードのある生活で思うこと-

腰を落ち着けてゆっくりと音楽を聞く時間を持てていますか?

毎日学校や会社で疲れて家に帰ってきて、ゆっくり音楽を聞きたくなりませんか?

私は家に帰ってきてレコードを棚から引っ張り出して、針を落として第一声を待つあの瞬間が大好きです。

たとえばThe NationalのSleep Well Beastを通勤途中にSpotifyで聞いていたとして、家に帰ってレコードで聞くと各楽器の音がきちんとバランスよく耳に届き、ボーカルMattの息遣いまで聞こえてきます。

その瞬間に「レコードを持っていてよかったな」としみじみ思ってしまいます。

音源の種類はともかくとして、家でゆっくりと音楽を聞くことを大切にしている方であれば私の気持ちをご理解いただけるかと思います。

私は高級なレコードプレイヤーを持っているわけでもなく、あくまで一般的なものを備えていますが、それでも音楽を聞く環境としては満足しています。

当然高級な再生機器を持っていればいい音で音楽を楽しめるのでしょうが、私が家で得ているのは腰を落ち着けて音楽を楽しめる時間だと思っています。

日々音楽にふれようとすると通学・通勤途中などに「ながら聞き」をせざるを得ない方も多いかと思いますが、何かをしながら音楽を聞くということは音のひとつひとつまで集中して耳を傾けられていないなと痛感します。

だからこそ、ソファに座ってスピーカーから流れてくる音に耳を傾けながら、目を閉じて無心になるその瞬間こそ、何にも邪魔されず音楽を楽しんでいるなと感じることができるのです。

普段ウォークマンで外出中に音楽を聞いている人に、同じ音源をレコードで聞いてもらった際に「こんなにたくさんの音が鳴っていたんだ」と感動してもらったのを思い出します。

レコードは「音楽を聞くぞ」という気持ちの切り替えをするのにもってこいな、レコードを取り出してターンテーブルへ設置し、針をレコードへ落とすという動作が必要です。

私には、忙しい日常から自分を切り離してくれるこの一連の流れがあるからこそ、レコードが好きなのかもしれないなと思います。

 

多忙な毎日にこそ、心穏やかに音楽を楽しむ時間が必要

家でゆっくり音楽を聞かなくなったという方のうち、レコードに以前から興味があったけど敷居が高そうと思っていた方におすすめなのが、スピーカー一体型のレコードプレイヤーです。

レコードとこのプレイヤーさえあれば音を聞くことが可能です。

まずはレコードのある生活を体験していただいて、次のステップに進みたいと思った方にはターンテーブルとスピーカーでレコードを楽しめる↓のような組み合わせにもトライしてみていただきたいです。

私のような素人でも、スピーカー一体型プレイヤーとの音の違いに驚きました。

ここまでレコードを中心にご紹介しましたが、必ずしもレコードにこだわる必要はないと思います。

大切なのは周囲に気を取られず、頭の中の考え事を放り出して、音楽と向き合う時間を作るということ。

身も心も落ち着かせて音楽に耳を傾ける時間というのは、多忙な毎日におけるオアシスのような役割を果たしてくれます。

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