【レビュー】Kinder Versions by Mammút

Mammútが7/14/2017(日本では8/10/2017にリリースのようです)にリリースしたKinder Versionsをご紹介します。

アルバム概要

アーティスト:Mammút
アルバム名:Kinder Versions
リリース:7/14/2017
トラックリスト:
We Tried Love
Kinder Version
Bye Bye
The Moon Will Never Turn On Me
Breathe Into Me
Walls
What’s Your Secret
Pray For Air
Sorrow




少しダークな中にポップさも忘れずに

この、アイスランドはレイキャビクを拠点とするバンドの結成は2003年にまで遡ります。
当初はボーカル、ギター、ベースというトリオ編成だったようですが2004年にギターとドラムが加入し、バンド名をMammútとします。

アイスランドのMúsiktilraunirと呼ばれるバンドコンテストで2004年に優勝し、知名度を次第に高めていき2006年にビョークが在籍したことでも有名なThe Sugarcubesが設立したレーベルSmekkleysaから1stアルバムをリリースします。

それからコンスタントに作品をリリースし続け、2017年に発売された4thアルバムが今回ご紹介するKinder Versionsです。
彼らの音を言葉で表現する前に、まずはアルバムの冒頭を飾るWe Tried Loveをお聞きいただきたいと思います。

イントロからダークなベースラインが聞こえてきたと思うと、少しビョークの声を連想させるようなボーカルKataの声が続けて聞こえてきます。
演奏は少しずつディストーションの効いたギターが絡みつき始め、Kataも少しずつ声を荒げていきます。

アイスランドミュージシャンの歌い方には何か共通したクセのようなものを感じてしまいますが、アイスランド語は母音数が多く、私たちが英語で使うよりも複雑な音を使うため、その息遣いが影響している気がします。

さて、このMammútはスタジオ作品のよさもさることながら、ライブのクオリティの高さにも定評があります。
KEXPで今回ご紹介したKinder Versionsの曲を演奏する映像がありましたので、こちらもご紹介しておきます。





AsgeirやSoleyのような清涼感のあるアイスランド音楽も素敵ですが、時には内省的で自分と向き合うようなアイスランド音楽を聞いてみるのもいいかもしれません。
ビョークの作風がお好きな方におすすめのバンドです。

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