【レビュー】Appetite for Destruction by Guns N’ Roses【30周年】

1987年7月21日に1枚のアルバムが世に放たれ、そこからロックなワルたちの快進撃が始まりました。
本日30周年を迎えた記念碑的なアルバム、Guns N’ RosesのAPPETITE FOR DESTRUCTIONについて記していきます。

アルバム概要

アーティスト:Guns N’ Roses
アルバム名:Appetite for Destruction
リリース:7/21/1987
トラックリスト:
Welcome to the Jungle
It’s So Easy
Nightrain
Out Ta Get Me
Mr. Brownstone
Paradise City
My Michelle
Think About You
Sweet Child O’ Mine
You’re Crazy
Anything Goes
Rocket Queen




20歳そこそこの若者たちがもたらした大革命

この伝説的なアルバムをリリースした際のメンバーは20歳そこそこという事実に、奇跡的なメンバーが揃ったことでこの上ない化学反応が生まれたんだなと実感させられます。

このアルバムは今日からちょうど30年前の1987年7月21日にリリースされましたが、USチャートは初登場182位とパッとしない結果に終わっています。
しかし、アルバムの1曲目に収録されているWelcome To The Jungleのミュージックビデオが話題を呼び、チャートの1位の座に着いたのはもちろん、USだけで1,800万枚を売り上げ、全世界で2,800万枚以上を売り上げる結果となり、若者たちが生み出した作品がモンスターアルバムだったということが後に証明されることとなります。

この1stアルバムをリリースした際のメンバーは以下の5人
ボーカル:アクセルローズ
リードギター:スラッシュ
リズムギター:イジーストラドリン
ベース:ダフマッケイガン
ドラムス:スティーブンアドラー

後にメンバーチェンジが行われますが、私はこの初期ラインナップが一番好きだったりします。
特にリズムギターで前面に出てくるわけではないですが、このバンドはイジーの存在があってこそのバンドだったと、ソングライティング含め気付かされる場面が多いです。

さて、このアルバムのアートワークとしては↓の十字架デザインが一般的に流通していますが

販売当初はロボットが女性をレイプしている↓のようなアートワークだったのをご存知でしょうか。
発売禁止となり今ではほとんど目にする機会はありませんが、このロボットはファンクラブのキャラクターになっており、今なお愛されています。

 

 

手加減無し、どこを聞いても名曲だらけ

アルバムの中身についていよいよ入っていきたいと思いますが、1曲目のWelcome To The Jungleからもうアクセル全開で飛ばしています。

イントロのギターは一度聞くと耳から離れないですよね。JungleになぞらえられたのはLos Angelesという話ですが、当時ドラッグ密売人が幅をきかせまさにジャングルのようにカオスが広がっていたんだろうなと容易に想像できます。
混沌の中へとどんどん足を踏み入れていく様子がうまく表現された歌詞が強烈なロックに乗って駆け抜けていく、そんな曲をアルバムのどこに配置するか。それはもう1曲目以上にしっくりくるポジションは無いでしょう。

 
アルバムを代表するもうひとつの曲がSweet Child O’ Mineです。
この曲、アクセルが当時のガールフレンドのことを思って歌詞を書いたようですが、この曲の誕生は思わぬ偶然によるものだったようです。
というのも、スラッシュがギターの練習をしていた際に何気なく弾いていたフレーズにイジーが反応しコードを付け、ダフとスティーブンがリズムを刻み、その演奏を聞いたアクセルが歌詞を付けて…とスラッシュのフレーズからインスパイアされた産物がこの曲なのです。

イントロのギターフレーズが偶然の産物というのも、そこからこれだけの曲を作り上げたのも、本当にこのバンドの才能を感じずにはいられません。

 

このアルバムで個人的に好きな曲はどれかと聞かれれば私はOut Ta Get MeとRocket Queenと答えます。

Out Ta Get Meのイントロのギターリフはギター小僧にはコピーしたくて仕方が無いものでした。
このリフだけでご飯が何杯もいけます。

そしてRocket Queenですが、イントロのベースラインとギターの絡みからもう体がリズムに乗ってしまい、サビ終わりのまくし立てるようなギターとベースの絡みも本当に格好良くてゾクゾクしてしまいます。
この曲、途中に女性のあえぎ声が入っていますが、スティーブンアドラーが付き合っていた当時の彼女をアクセルがボーカルブースに連れ込み、実際に彼女を抱いた際に録音されたそうです。
何でもありの若さゆえの勢いを感じるエピソードですね。

 
 

そんな名盤も2017年で30周年

ロックとドラッグと女にしか興味が無い、そんな若者たちが作り出したAppetite for Destructionも本日30周年を迎えました。
30周年を翌日にひかえた7/20には、ニューヨークのアポロシアターにて限定ライブが行われましたが、私もインターネットラジオのSirius XMでそのライブの様子を楽しみながら、30周年を祝いました。


 
この他にも、ニューヨークでは数日前からこの30周年を祝うため、マンハッタンで最も賑やかな地域であるタイムズスクエアにAppetite for Destructionのアートワークとガンズの文字が!

まだまだこれから北米ツアーも控えているモンスターバンドはどんな動きを見せてくれるのでしょうか。ますます目が離せません。

手始めに、私は8月13日にペンシルバニアのHershey Parkで予定されているNot In This Life Time Tourに参加してきます。
昨年7月に参加したMetlife Stadiumのライブが最高だったので、今回も相当期待しています!

Metlife Stadiumのライブの様子は↓のリンクからどうぞ。

【ライブレポ 】Guns N’ Roses / Not In This Life Time Tour at Metlife Stadium





個人的には、30周年という区切りの年に、Appetite for Destructionのリマスター盤の発売も期待してしまいます。

 

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