【レビュー】In Stereo by Monoral

今回のアルバムレビューはMonoralのデビュー作品のin stereoです。

アルバム概要

アーティスト:Monoral
アルバム名:In Stereo
リリース:2001/7/25
トラックリスト:
Release Me
Goodbye
Wash
Weird Kind Of Swings
This Band Has Not Begun




 

そもそもMonoralって?

これまでのレビューは比較的有名なアーティストの記事を書いてきましたが、このMonoralというバンドはそれらと比べるとグッと知名度が下がるため、簡単に彼らの説明を行いたいと思います。

おそらく彼らの楽曲の中で最も有名な曲の一つKiriという曲です。

事前知識がない状態で彼らの音を聞いてどこの国のミュージシャンだと思うでしょうか。
私が初めて彼らの曲を耳にした際には、少なくとも日本を拠点とするバンドだとは想像もしませんでした。

そう、このMonoralは日本を拠点に活動するモロッコ人と日本人のハーフであるAnis(ボーカル)とアメリカ人と日本人のハーフであるAli(ベース)の2名からなるバンドです。
ボーカルのAnisは幼少期から様々な国で過ごしているため、アラビア語、フランス語、英語、日本語など複数言語を使いこなすマルチリンガルです。彼のもつ様々なバックグラウンドはバンドの音にも顔をのぞかせています。

↓のCasbahという楽曲はアラビアンな雰囲気が漂っており、イントロを聞いた瞬間から砂漠の世界へ引きずり込まれたような感覚におそわれます。

そんな彼らが2001年にリリースしたデビュー作品もボーダーレスな音を聞かせてくれます。

 

5曲のみの作品、だけどかなり濃いです

冒頭のトラックリストにもある通り、このIn Stereoという作品は5曲のみで構成されています。
たったの5曲?と思われるかもしれませんが、1曲1曲が濃厚でなかなかの聞きごたえがあるんです。

まずはヘヴィでうねりまくりのWeird Kind Of Swingsから。

この曲、ライブでは拡声器を通して声を響かせており、CD音源さながらの歪んだボーカルとなっています。
どうやらStone Temple Pilotsのボーカル、Scottのステージングを意識しているようです。

 

とってかわって非常に穏やかな雰囲気漂うWashという曲です。

この曲、すごく優しい雰囲気が漂っているのですが、歌詞を読んでみると「あなたの足を洗った水を飲みたい」、「あなたが踏みつけた泥の上で遊びたい」といったフレーズも出てきたりと濃い目の内容となっています。

このアルバムには今回紹介した以外にも3曲が収録されていますが、個人的にはGoodbyeという曲が一番好きだったりします。
↓どんな曲かを知りたい方はぜひこのIn Stereoをチェックしてみてください。

もしこの作品が気に入れば、ぜひ他のMonoralのアルバムもチェックしてみてください。

 

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