【レビュー】Free All Angels by Ash

1回目のアルバムレビューは個人的に非常に思い入れの強いAshのFree All Angelsについて書きたいと思います。

アルバム概要

アーティスト:Ash
アルバム名:Free All Angels
リリース:2001/4/16
トラックリスト:
Walking Barefoot
Shining Light
Burn Baby Burn
Candy
Cherry Bomb
Submission
Someday
Pacific Palisades
Shark
Sometimes
Nicole
There’s A Star
World Domination




Ashとの出会いはこのアルバムからでした

このアルバムを初めて聞いたのは洋楽を聞き始めて間もない中学生の頃でした。

その頃愛読していた音楽雑誌の中でおすすめされていたと記憶しています。

今でこそYoutubeをはじめ音楽を試聴する機会はたくさんありますが、当時はラジオが数少ない洋楽を耳にする機会でした。

運よくラジオで耳にできなければ雑誌に書かれているレビューを参考にイチかバチか購入することが多かったです。

このアルバムについても雑誌に書かれた数行のレビューと、なんとなく印象に残ったジャケットイメージをもとに近所のCDショップで購入しましたが、1曲目のWalking Barefootが流れはじめてすぐに大当たりだなと確信しました。

それまで洋楽というと雑誌のレビューを参考に、いわゆる歴史的傑作と呼ばれるアルバムたちを聞き漁っていましたが、どうやらメロディー重視の邦楽ばかり聞いていた私の耳にはまだピンとこなかったようで、心から夢中になれる音楽を見つけることができていませんでした。

甘酸っぱさ全開のフックの効いたメロディーライン

そんな中出会ったこのアルバムで、すっかり洋楽に心奪われることになります。

アルバム1曲目のWalking Barefootはひと夏の恋とそれを思い返して切なさに沈む主人公が描かれています。

この曲のメロディーは歌詞の雰囲気を反映させたような儚さや憂鬱さをはらんでいるため、そこが思春期だった私の心を鷲掴みにしたのかもしれません。

このアルバムからは上記のWalking Barefoot含め6曲がシングルとして発表されていますが、個人的にはその中でもSometimesがお気に入りです。

この曲のPVはキューバで撮影されましたが、キューバという国の持つ独特なエキゾティックな雰囲気と、Ashが得意とする切ないメロディーがうまくマッチして、見終わった後になんとも言えない余韻をもたらしてくれます。

また、Ashを代表する曲であるShining Lightも紹介しないわけにはいかないでしょう。

デビュー以来快進撃を続けたAshですが、本作品の1つ前のアルバムであるNu-clear Soundsではセールスが振るわず、バンドは苦しい時期を経験することになります。

そんなバンドにとっての突破口となり、起死回生の一曲としてチャートに送り込んだのがこの曲です。

アルバムに収録されているシングル曲を中心にご紹介しましたが、このアルバムのいいところは、ボーカルのTimが紡ぎ出す甘酸っぱいメロディーに加え、バンドメンバーが作曲に加わったSubmissionやSharkといったエッヂの効いた曲たちがアルバムに彩を加えてくれているところです。

中だるみすることなく、最終曲であるWorld Dominationまで気持ちよく聞き終えることができます。

最後に、このレビューの締めとしてアルバムからシングルカットされたThere’s a starを紹介して終わりたいと思います。

 

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